●眠りの学説
多くの人は夜になると眠りにつき、朝には目覚めて1日の活動を始める。
なぜ眠るのか、この最も身近な疑問にはいくつも仮説が立てられているものの決め手になるようなものはない。

(1) 疲労回復説
疲れが蓄積されると眠くなる。睡眠は疲労回復に必要だからという説である。これは昔から 言われている説であるが、疲労感がなくとも毎日同じような時刻になると眠くなるから疲労 だけとは言いきれないところもある。
(2) 中枢説
間脳や中脳部位が睡眠や覚醒に対して重要な役割をしているという説である。
(3) 条件反射説
緊張する時間が長くつづくと大脳皮質が疲労して内制止がおき、この部が局所的に疲労して 神経細胞の活動が抑制され、これが脳の周辺に拡がって睡眠がおきる。
(4) 刺激遮断説
刺激によって起きている感覚器の興奮を遮ることによって睡眠が起きるという説で、寝室内 を静かにしたり、暗くして光の刺激をなくすることで眠り易い環境を作っているし、温覚、 触覚、痛覚、皮膚感覚を遮ることによって眠り易くなる。
(5) 睡眠物質説
自然の眠りを誘う睡眠物質があってこれによって眠るという説である。
(6) 体内時計説
毎日同じころになると眠くなり、目覚めるべきころには目が覚める。人の体内には時計と同 じような役目をする機能がありこれを“体内時計”と呼んでいる。これは1日が24時間で はなく25時間のスケジュールで規則的にくり返されている。
(7) その他
脳貧血説、化学説などなどなどがある。

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