【凡 例】
 1.寸法(cm)の表示は下図の通りとした。

   

  

 2.長さ、幅、高さは測定部位の記入のないものは最大部位とした。

 3.木枕、組木枕(組み合せ枕)、箱枕、組立枕などで“くくり小枕”のついたものはそのままの状態で測定した。従って“くくり小枕”の径の大小や長短によって使用時の枕の高さや長さが変わるがこれによって使用時の枕の高さや幅の調節が可能になった。

 4.箱枕の引き出し部分の縦引き、横引きの方向は1の図のとおりとした。

 5.平底は枕の底部の平らなもの、船底は底部が船底のように湾曲したもの。

 6.底かど角型は枕の底部(特に撥形木枕など)のかどが角型のもの、底かど丸型は底部のかどが丸みのあるもの。

 7.同−の枕でも時代や地方によって呼び名の異なるものはつとめてそれぞれの呼び名を併記した。

 8.同一番号で一対のものは寸法が同じもの。

 9.同一番号で(1)(2)とあるのは一対でではあるが、寸法や構造、材質の異なるもの。

 10.組木枕(組み合せ枕)は木の他に一部に竹、籐、革、金属その他の材料を単独で又は複合して使ったものも一部この分類の中に入れた。

 11.詰め物材を単純な詰め物と、生薬や香料などと具体的に分類することは難しいので、古来から生薬枕として薬効を期待して使われたもの、香りを楽しむものとして使われたもののみを別項に入れた。

 12.白崎コレクションから枕及び関係品など約1000点を収録した。

 13.参考となる博物館、資料館、個人所蔵のものや古書にあるものを加えて、より分り易いものとした。

 14.白崎コレクション以外の枕及び関係品については各々に所蔵者を明記した。